犬の去勢手術

犬の去勢手術

まず、そもそも犬は去勢すべきなのでしょうか。答えは犬それぞれとしかいえません。去勢の手術を行った方がいい犬もいますし、しない方がいい犬もいるのです。例えば、停留睾丸(睾丸が陰嚢に入らない症状)の場合は、去勢の手術をした方がいいとされています。

また、去勢をすることによって、将来高齢になった時にかかりやすい病気を防ぐことができます。例えば、前立腺肥大は人間のみならず犬も高齢になるとかかりやすい病気ですが、去勢をすることによってこのリスクを大幅に減らすことができます。その他にも睾丸腫瘍、会陰ヘルニアなどを去勢手術によってある程度防ぐことができます。

反面、去勢をすることによってリスクが増大する病気もあります。例えば、骨肉腫や甲状腺機能低下症などの病気は去勢された犬によく見られる病気です。また、性ホルモンが分泌されなくなることにより、エネルギーの消費量が減り、太りやすくなるとされています。餌の量を調整するなど、飼い主側で健康に気をつける必要があります。

去勢のタイミングは犬によっても異なりますが、生殖能力が完成する前に手術を受けたほうが良いとされています。生殖能力が完成するのは中型犬の場合で生後1年程度、大型犬の場合はもう少し遅く、小型犬の場合は早くなります。オス犬には発情期はありませんが、発情したメスの匂いに誘われることがあるため、その前に去勢をしてしまったほうがいいでしょう。

去勢手術は一般的に全身麻酔で行われます。オスの生殖器の中には睾丸があり、その中に精巣、精巣上体が入っています。去勢手術ではこの睾丸を外科的な方法によって取り除くのが一般的な方法になっています。精管を切断する、人間で言うところのパイプカットの方法もありますが、動物の場合は発情を抑えることが重要であるためこの方法は推奨されません。手術にかかる時間は1時間程度です。

去勢費用は病院や犬の大きさ、健康状態などに左右されますが、15kg程度の犬の場合は、1万5000円~2万円ほどかかることになります。中には安い病院もありますが、そういった病院は技術に問題があるかもしれません。犬を買っていて実際に去勢手術をしたことがある友人知人や、インターネットの書き込みなどもよく見たうえで病院を選ぶようにしましょう。

手術にかかる時間は短いですが、その後約1日間は動物病院で様子を見ます。連れ帰った当日や翌日はあまり元気が無いかと思います(犬によっては手術後なのに元気だったりすることもありますが)。傷口を舐めないようにカラーを付けて、しばらく安静にさせましょう。


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